春の腰痛
春夏秋冬。
最近は異常気象で以前のような明確な四季ではなくなってきていますが、
それでも体は四季に伴う変化を起こそうとしています。
冬は体が閉じています。
開閉運動ができる部分は閉じています。骨盤はその代表です。
熱を発散させないように毛穴は閉じ、血管も奥に沈んでいます。
寒さから身を守るためです。
春は閉じていた部分を開く時期です。
骨盤は左側から交互に開いてきます。
春は腰痛を訴える人が増えます。
その原因の一つが、交互に開く骨盤にあります。
二本足で立つ人類。これを支えるのが骨盤です。
骨盤の開こうとする側はどうしても力が入りにくいために、
片方に負担がかかるようになります。
手も足も利き手利き足があるように、もともと左右均等ではありません。
いつも酷使されている側があります。
片方の力が抜けて、酷使している側にさらなる負担がかかると、がんばっていた酷使側が
「やってらんねぇ!」と文句を言う。
これが春の腰痛です。