​ 体を支える急所

体を支えるための急所というものがあります。

人が直立するために、重要な部分でことに大切なのは3ヶ所あります。

私はそれを、頭と頸椎の接点・脊椎と骨盤の接点・足首と考えています。

 

頭と首の急所

頭はとても重いものです。成人で平均5キロくらいはあるとか。

直立してバランスを取るために、頭を上手に支える事は重要です。

頭を直接支えているのは首の骨の一番上の部分です。ここを頸椎の一番といいます。

頸椎の1番はアトラスとも呼ばれています。

アトラスとはギリシア神話の巨人神でオリンポスの神々と争って敗れ、

その罰として両手で天を支えることを命じられているとか。

 

頭は、はっきりとした球形です。その形は地球と重なります。

だからこそ、ギリシャ神話のアトラスは生まれたのでしょう。

そして、頭を支える頸椎の一番はアトラスと名付けられました。

 

足は地球を支える急所

さて、足は直接地球と接しています。

人は地球の上に立っているように思いますが、見方を変えれば人の足は地球を持ち上げています。

 

 

 

 

頭部ではアトラス(頸椎1番)に支えられている部分が2カ所です。

それが下図の部分。

よく見ると足の形に似ています。足が地球を支えるようにアトラスは頭という球を支えているのです。

 

 

 

骨盤の急所

もう一カ所は骨盤の腰椎と接している部分で

仙骨の上関節突起と呼ばれるところで左右に2カ所あります。

 

 

 

 

 

 

体というのは、部分がバラバラで動くものではありません。

すべてが連動して動くものです。

足が地球を支え、その支える形は仙骨を中継して頸椎が頭部を支える形に相似します。

 

 

 

実際に、足首の故障を放置すると頸椎に問題が起こります。

仙骨の上関節突起と頭部の頸椎との接点である後頭顆は強い連動関係です。

 

 

体の不思議な連動とバランス。

腰痛とか肩こりとかを単独で考えていては解決できない理由です。