低気圧にへこたれているあなたへ

気圧と体

昨今の気象状況はなんとも異常です。
気圧の急変で体調を崩した方も多いのではないでしょうか。

 

 

なぜ、低気圧は私たちの体に不調をもたらすのでしょうか。
低気圧であれ、高気圧であれ、急激な気圧の変化に私たちの体は以外に弱いものです。

 

 

体は、外気とのバランスをとって腔圧を調整しています。
深海魚を釣り上げると目が飛び出します。深海の水圧に合わせていた腔圧が、急に引き上げられたことで調節できなくなった現象であることは、ご承知のことでしょう。

 

 

外気とのバランスを微妙に調整するシステムを確立したのは、お魚だった頃ではないかと考えています。

 

 

 

 

お魚は鼻先としっぽで泳ぐ

お魚は変化する水流を上手に使って推進力を生み出します。
水流を感じ取るセンサーは、鼻の先端にある「篩骨(しこつ)」。
体の圧を調節して前進する力を作り出すのが尾骨(尾鰭)です。

このシステム、進化はしていても基本的には人類の腔圧調整システムと同じです。
センサーは鼻の奥にある「篩骨(しこつ)」。調整するのは今でも尾骨です。

 

人間もしっぽ(尾骨)は大事

尾骨の動きは、大孔という頭蓋骨に開いた穴(脊髄が通る穴です)に影響を与え、全身の腔圧をコントロールする事になります。
そして、もう一つ人類ならではの調整部位が指先です。
指先の動きが腔圧の調整に大きな役割を担っています。

 

 

尾骨ー大孔ー指先、これが腔圧調整の急所です。
ここが、狂うと腔圧バランスが乱れます。
気圧の急変でバランスが乱れた時、手をグーパーしてみると指がうまく伸び縮みできないことに気付くはずです。

 

 

気圧の急変を避けることはできません。
「古傷が痛い」「関節が痛い」「体がだるい、重い」「ふらつく」「お腹が張る」「神経痛が起こる」「目がかすむ」等々
症状は色々です。

 

 

両手をグーパーしてみましょう。足の指もグーパー。
そして、しっかり指で蹴り出すように歩いてみましょう。
指の動きが腔圧の調整を助けて、少しは楽になるはずですよ。