スマホ画面を見詰めているあなたへ
見詰めすぎる弊害
人類と言えどもその歴史の大半は、獲物を捕まえて生きている時代でした。
そんな時代には一点を凝視するのは、獲物に狙いを付ける時か、
好きな相手を見つけた時ぐらいだったと思われます。
狩猟生活をしていた遠い昔には、短時間だった一点凝視ですが、
現代人の私たちは絶えず一点凝視をしています。
そうです、PCとスマホです。
通勤電車の前の席全員がスマホを見つめているなんて光景、珍しくありません。
呼吸不足とドライアイ
一点凝視で何が起こるのか。
現代人が長時間凝視し続けることで、新たに発生した問題が2つあります。
2大問題は、「呼吸不足」と「ドライアイ」です。
呼吸不足は凝視するときに息を詰めるため。
獲物に狙いを付ける時、ハアハア息をしていては、相手に見つかってしまいます。
だから息はなるべく浅く、小さく。
これは動物の時代からすり込まれた本能です。
ドライアイは「まばたき」の回数が減少するため。
「まばたき」の瞬間は見えなくなります。
その間に獲物に逃げられるかもしれません。
見詰めるときに「まばたき」が減少するもの本能です。
まばたきをしなければ、当然眼球は乾きます。
ドライアイの原因で一番多いのが、PC.スマホ画面凝視による
「まばたき」の減少なのです。
どうしても見詰めてしまうあなたへ
意識して深い呼吸と「まばたき」をしてください。
体に問題を感じていない方は、
PC・スマホ中は意識して呼吸と「まばたき」をすること。
舌の位置を上あごに付けないように気をつけて鼻でしっかり息をしましょう。
いわゆる深呼吸でなくてもいいのです。
空気を鼻の奥にぶつけるように吸い込んで、鼻呼吸をしてください。
大事なのはしっかりとした「鼻呼吸」であることです。
そして「まばたき」
10秒間、目を開けていられなければ「ドライアイ」と言われますが、
そんなに長い間「まばたき」しないのはよくありません。
心して「まばたき」してドライアイを予防してください。
問題を感じてしまっていたら、無為の会へお越しください。