呼吸不足② なぜ呼吸不足になるのか
空気を十分に吸い込まない、しっかりはき出せないことで
呼吸不足になります。
2つある鼻の穴、その片方が詰まる。
よくあることではありますが、呼吸という観点から見たら
困ったことです。呼吸不足になる一番の原因です。
片方の鼻が詰まる。なぜそんなことが起こるのでしょうか。
鼻には縦に仕切る板がある
原因の一つに鼻の中心を縦に仕切っている鼻中隔という仕切り板にあります。

鼻の穴は左右2つあり、鼻の中でも仕切られています。
鼻中隔の軟骨部分はやわらかく簡単に動きます。
もちろん奥の方ですから、手で押して動くわけではありません。
体が偏ると仕切り板も歪む
鼻中隔という仕切り板が動くのは、
体の使い方の左右のバランスが偏ったり、捻れたりしたときです。
鼻中隔が右に偏れば、右の鼻の通りが悪くなります。
左に偏れば左が通らなくなります。
鼻中隔が偏った状態を鼻中隔弯曲といいます。
写真は左に偏った鼻中隔です。
鼻中隔弯曲は体の使い方のバランスを整えなければ、まっすぐになりません。
逆に言えば、体のバランスが整えば、
鼻中隔はまっすぐになって両方の鼻が開通します。
もう一つ、ちょっと不思議かもしれませんが、左右の鼻は左右の肺と連動しています。
右の鼻から入った空気は主に右の肺へ、左の鼻から入った空気は左の肺を膨らませます。
だから、片方の鼻がいつも詰まっていると、片方の肺が十分に膨らまないことになります。
肺活量の不足はそんなところにも原因があります。