お酒を飲むと喉が渇く、夜中に目が覚めるの理由

飲み過ぎると喉が渇く理由

飲み過ぎるとやたら喉が渇く。よく聞く話です。

残念ながら下戸の私は、そこまでお酒を飲めませんが、

「飲んでも飲んでも、乾きが治まらない。」ということも

あるようです。

いったいなぜ、そんなに喉の渇きを感じるのでしょうか。

 

 

アルコールの作用によるもの

①利尿作用

アルコールには利尿作用があります。

摂取した量以上に水分を排泄してしまうため、体は水分不足状態になるようです。

②末梢血管の拡張作用

アルコールは末梢の血管を拡張させ、発汗を促します。
開いた毛穴から水分やミネラルが失われていくため、
喉の渇きはこれを補填しようとする体の働きです。
ホルモンの作用
肝臓から出るホルモンの作用
お酒は、FGF21と呼ばれる肝臓から分泌される一種のホルモンへの
強い分泌刺激作用があることがわかってきました。

FGF21は渇きを感じて水を飲む行動につながる脳回路を直接刺激する物質です。
「喉が渇いた」
「水が飲みたい」
は、FGF21が脳回路を刺激した結果です。

​夜中に目が覚めるの理由

アルコールには眠気を誘う作用があるため、飲酒をすると寝つき自体は良くなります。
しかし、アルコールは体内で分解されると、
アセトアルデヒドという物質になります。
このアセトアルデヒドは交感神経を刺激するため、
身体が目覚める方向に向かってしまうそうです。
アセトアルデヒドはお酒の分解の中間代謝物質で、
有名な「二日酔いの犯人」です。
お酒は肝臓の働きによって、最終的に炭酸ガスと水に分解されますが、
肝臓の働きが弱いと、(分解酵素がちゃんと出ないと)
アセトアルデヒドのまま体中を回ってしまい、
「夜中の目覚め」
「二日酔い」頭が痛いとか、気持ち悪いとか。
になってしまうようです。

対策

 

はっきり言えば、「飲み過ぎるな!」ですよね。

 

 

 

 

ただ、どちら(喉の渇き、夜中の目覚め)も、肝臓の働きと

おおいに関係があるようです。

アルコール分解酵素を先天的に持っていない方は別として、

持っている方でも肝臓が疲れていては、酵素も出にくくなります。

アルコールをどんどん分解出来れば、アセトアルデヒドが体を回ることも

少なくなりますし、FGF21の分泌も減ります。

本当にお酒に強い人は、顔を赤くすることも、青くなることも

喉の渇きに悩まされることもないようです。

 

私が感じる肝臓

肝臓は疲れると、腫れているように感じます。

肝臓そのものが腫れているというよりも、

肝臓の気がもったりと動きが悪く、腫れているような

感じがします。

さらに程度が悪くなると、肝臓が硬く締まっているように

感じるようになります。

 

肝臓に気を通して、腫れている感じや硬い感じがなくなり

他の臓器とのバランスがとれてくると、肝臓の機能も

正常になります。

休肝日は大事です

肝臓は「沈黙の臓器」などと呼ばれて、

痛みや異変を感じにくい臓器です。

感じないのをいいことに、連日飲み過ぎていると

肝臓を痛めて、取り返しがつかないことにも

なりかねません。

お酒を飲む方は「休肝日」を取ってください。

お酒に強い方は休肝日にも

「ビール1杯くらいならいいだろう」などと、言います。

はっきり言います。

「それ、ダメですから。」